6.お茶の保存法
お茶は保存性のよい乾燥食品ですが、湿気を吸って水分が多くなりますと変質しやすくなります。また高温に置かれますと変質が早まります。

変質はお茶の成分が空気中の酸素によって酸化されて起こります。この酸化反応は水分が多かったり温度が高いと促進されます。酸化されやすい成分はカテキン、ビタミンC、香気成分などです。緑茶は紅茶やウーロン茶に比べてカテキンとビタミンCが多く、変質しやすいお茶であるといえます。

ご家庭での緑茶の保存は1か月位までを考えるのが賢明でしょう。まずお茶を湿気させないことで、密封できる茶缶などの容器に入れます。茶缶は小さ目の100グラム入りまたはそれ以下の大きさがよいでしょう。置き場所は台所や食堂ですから、火気や暖房から離れたところ、直射日光の射さないところに置きます。

それでは冷蔵庫や冷凍庫の利用はどうでしょうか。幾つか注意点があります。普通は多くの食品と一緒ですから、この場合は容器をポリ袋に入れて庫内の臭気が容器につかないようにします。また冷蔵庫から取り出す場合は、冷えたお茶が外気に当たると湿気をよびますから、常温に戻るのを待ってから容器を開けます。 1ヶ月以内で使い切れる量を購入し、室内の涼しい場所に置くのがよいでしょう。

たくさんお茶がある場合は、茶袋のままポリ袋で包んで冷蔵庫に保管します。アルミ箔とプラスチックフィルムを貼り合わせた茶袋は、防湿性に優れています。しかし中身の見える茶袋は注意してください。明るいところに置きますと、緑色があせたり香気が悪くなりますから、茶缶に移し変えます。いずれにしても、お茶の保存は販売店に任せるのが賢い消費者といえるようです。
お茶保存のポイント:湿気・熱・光・臭気 を防ぐ